2013年2月18日月曜日

第3回イーストエンドギターフェスティバル

今回のゲストは、実力派で名高いパブロ・マルケス氏とパリのコンセルバトワールを卒業後20才の時に13カ国コンクールですべて優勝している秀英!初来日のティボー・コーヴァンさんです。

15日は、ちょうどオフでしたので10時~12時P.マルケスさんのマスタークラスを急きょT.コーヴァンさんのレッスンが繰り上がって1名だけ12時~13時。

再び14時~16時をP.マルケスさんのレッスンを聴講。その間マイケルさんを囲んで受講生たちと喫茶室で談笑し、夜19時からT.コーヴァンさんのコンサートを途中まで聞きました。最後まで聞きたかったですがあと2日来たかったのと最終日の通訳を考えて途中で帰宅しました。

16日は、レッスンがありましたのでコンクールは聞くことができませんでした。しかし、夜のマイケルさんのコンサートは、聞くことができました。

17日は、コーヴァンさんの通訳で10時~13時まで誘われた昼食を断って乗り換えの待ち時間にサンドイッチを食べて帰宅。ティアラこうとうから自宅まで2時間弱かかりました。3時からのレッスンに間に合って「ほっ」としました。さすがに疲れて昨日は10時前に寝てしまいました。

今回のマスタークラスのポイント(覚えている範囲で)

T.コーヴァン
音楽の基礎がまずリズムであるという認識これがベースで出来た上で拍子としての表現(重みと抜け方)を加える。

フレーズを段階的に音量設定を計画し、聴衆を惹きつける。

アーテュキレーション発音を明確にすること。(芯のある音とボケる音の認識)、高音のピアノからフォルテ(音が割れないようにタッチの場所や角度を変化させる)

姿勢に対するアイディアとして椅子に腰かけギターを構えた時円イメージする。体とギターのサウンドホールと左ひざの位置を中心線にする。次に両肩を平行に保つこと。背筋が少し伸ばす。体から出るエネルギー(パワー)を有効に出す為に左足を右足より後方に置き陸上のスタート姿勢を例えにして静かに待機し少し前傾重心姿勢を構えること。椅子にもだれるように後方に重芯を置いて座らない。

音の発生を例えて:生まれ、花が咲き、死んでいく
 発音と音の持続(音価)と終始(消し方の動と静の2種類)の説明、

小さい音(ピアノ)と貧弱音の違い、ピアノと静けさの違い、

和音の響かせ方(低音を多く鳴らすか?中間を鳴らすか?高音よりを鳴らすか?)の種類

クレッシェンドをかけていく時高揚(テンション)していきますが、高揚(テンション)をかけないで音量だけクレッシェンドさせる。ディミニュエンドもだんだん小さく音を弱めていきますが、弛緩させる場合と逆の高揚させる場合がある。物理的に音をだんだん大きくすること小さくすることのテンションを加える抜いていく行為は別物である。

段階的練習の仕方:メトロノームを使って機械的に均等強さで弾く。次に出来るようになったら下拍にアクセントを入れる。指を独立して弾くように。出来るようになったらノーマルな早さで弾く。その後音楽的に弾く。

指の動きだけに頼らないで腕や肘の角度を変えて指の動作を少なくする。

一日5分集中して左手の半音階練習。押さえた指から離れている指が静止しているか?独立して動かすようにまた次に移動する指を考慮しての待機位置を意識する。

演奏効果を考える=聴衆は3つの客層がいる(1.ギター奏者、2.一般の音楽家、3.普通聴衆)
ギタリストだけがわかる演奏にならないように細かくならず大きくフレーズを取ることを考えると良い。

P.マルケス

1.初版を確認すること。スラーなかったり、あっても位置が違うこともあり、左手の運指位置も違うことがあるので。
単音を響かせること。単音の中に倍音を含ませるように。

2.サラバンドの中に出てくるへミオラを意識すること。

3.現代曲の作曲家は、2つのタイプに分かれます。ある程度演奏者にゆだねているタイプの作曲者と楽譜通り演奏してほしい作曲家といます。このヒナステラは、後者のタイプです。

突然フォルテになるところでわかりやすい動作で弾いてしまうと観客に分かってしまうので察しられないように突然フォルテ弾かなければなりません。

和音のグラデェーションを付ける。

4.隠れているメロディーラインを弾き分けること。ラスギャードも低音依りに鳴らす場合と高音よりに鳴らす場合があります。ここは、高音よりです。無機質な音の連なりにならないように歌うこと。
このモチーフは何を表現しているか?イメージをすること。楽譜に書かれたPは、ピアノのPではなく右手のP指の意味。

5.明瞭なスラー音を出す為に事前にその位置に移動し指の向きを整える。腕の重みとまた、指のばね(腱の反りかえることによって戻ろうと働く作用を利用する)弓やのたとえ話を引用していました。

パブロ・マルケスさんは、とても耳がいい人で上質な音を求めていました。これは、スペイン的な音ではなくバイオリン寄りの弦楽器の発音に近いです。
もちろんリズム感もいいですが、そして重みを体感出来ているのでさまざまな動作に上手く活用し脱力をしていました。

ティボー・コーヴァンさんはとても情熱的で感覚だけで弾いているように見えてとても意識下の中で行っています。ご自身も優秀であるのですが、とても良い音楽教育を受けて育ったのではと思いました。

この3日間は、とても収穫のありました。25年前フランス留学でR.アンディア先生やA.ポンセに師事したことも重要ですが、室内楽の先生方や初見の先生そして家内の先生で故エドソン・エリアス(ピアニスト)先生の重力奏法のレッスン聴講からギターに応用できないか?から始まり、現在に至り、フランス人の子どもたちのギターを教える中、フランス的ソルフェージュフォーマションなど今まで培ったものが「なぜ彼らがそう言っているか?」の根拠がわかるということで語学力不足をカバーできることに感謝です。(^-^)











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